多様性とエルフカップライケン

先月、南方熊楠展を見に国立化学博物館へ行きました。
その後に日本館をひと通り見て周った時に気になった展示をメモ代わりに写真に撮っていました。
そのことを昨日FBのポストに「色んなエッセンスがあって楽しい」というコメントをいただいたことで思い出しました。

説明文を撮るのを忘れてしまいましたが、日本、イギリス、ニュージーランドの比較で、一番奥が日本です。
数字は 固有種/その国に生育する種 だと思います。
(島国であり、サイズ感が日本と似ている国を比較対象にしたものと思われます)

日本に生育・生息する動植物の種類、そして固有種の数は群を抜いて多いです。
「生物の多様性」を見ることができます。

そのことをいくつかの種を取り上げて考察しています。
例えばヒグマ、高山植物のヨツバシオガマなど。
(詳しい事例については展示でどうぞ^^)

日本にこのような多様性が展開している理由の一つは日本という国が大陸の端–海との際にあるからだと思います。
4つのプレートが接合している場所でもあります。
四季も自然のせつりち地形から生まれます。
昔パーマカルチャーの本に書かれていた、水際や里山のような二つの違う質が接合し隣接する場所に生物の多様性が見られる–というようなことを思い出しました。
日本全体がそのような境界の上に存在しているのだと思いました。

そしてこの小さな国に共生している多種多様な生物は地球全体の縮図として機能するのではないかと思うのです。
別の言い方をするなら、世界のアーキタイプの多くを含み、共生してきた中で変異した種や生まれた種の中により現代人の感情や思考プロセスに影響するエッセンスが見つけられるかもしれないとも思います。

人間についても同じことが言えそうな気がしています。
日本人とひとくくりに呼ばれる人の中に、様々な人種のDNA、エッセンスが含まれているのではないかと思うのです。

DNAの起源ということを考えるならば、古代の植物である羊歯や苔や地衣類の中に人類のアーキタイプをみつけられるのではないか?という推測も生まれます。
この日気になった固有種の一つ硫黄苔(ユオウゴケ)。

学名はcladpnia theiophila


フィンドホーン フラワーエッセンス HANDBOOKより

フィンドホーン・フラワー・エッセンスにもエルフカップ・ライケン(地衣類の一種)というよく似たもののエッセンスがあったので気になったのです。
FFEの中でも比較的新しいエッセンスです。
学名のcladoniaはハナゴケ類、coccigera (チャワンタケ)ですが、いわゆるキノコのチャワンタケ(アミガサダケなどはこちらの仲間)ではなく地衣類です。
カップの形なのでこのような名前がついているのだと思います。

また、FFEが取り上げた日本の植物のエッセンスにはギンコウ(銀杏)とチェリー(里桜)があります。
銀杏は特に、古代の植物だと言われています。

———Wikipediaより
イチョウ(銀杏、公孫樹、鴨脚樹、学名:Ginkgo biloba)は、裸子植物門イチョウ綱イチョウ目イチョウ科イチョウ属に属する、中国原産の裸子植物。食用(伝統中国食品[8])、観賞用、材用として栽培される。

街路樹など、全国で普通に見かける樹木だが、分類上は奇異な位置にあり、例えば広葉樹・針葉樹の区分では如何にも広葉樹に該当しそうだが、むしろ特殊な針葉樹に当たる。

世界古来の樹木の一つであり[8]、イチョウ科の植物は中生代から新生代にかけて世界的に繁栄し、世界各地(日本では山口県や北海道)で化石が出土しているが、氷河期にほぼ絶滅し、イチョウは唯一現存する種である。現在イチョウは、生きている化石[9]としてレッドリストの絶滅危惧IB類に指定されている。
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追いかければまだまだ芋づる式に興味は尽きないのですが、研究者ではないのでこの辺で切り上げます。

一昨年から日本のフラワーエッセンスにフォーカスしてきましたが、
日本という個性に焦点を当てることは入り口であり、それが実は大きな多様性に繋がっているということなのだろうと思えました。
そして一旦ここまでの地球目線を外し、再度意識を拡げるとき、様々な星の系譜を持つ人(植物も様々な星の系譜を持ちます)そして過去生を経た魂が共生している星 − 「多様性を包含する」ことこそ地球の特徴なのかもしれないとライトランゲージをしながら思うのでした。

P.S. エルフカップライケンについて改めて読むと、避けてきたけれど自分に必要なもの- -;だと思えました。
きになる花はたくさんあり全てのエッセンスを試したりすることは叶わないのですが、それぞれの花のもたらす情報は多層あるレイヤーの一つにそれぞれ響いているのだと思います。
多層的な情報をどう消化するかということ–DILあるいは第3チャクラのテーマでもあると感じました。 

白山吹
紫日々草

エルフカップライケン

白山吹と硫黄苔は同じ日に見たもの。白と赤のテーマも継続中。
紫日々草は「間」Persimmonの植え込みに咲いています。