節分

気づいたら節分でした。
初詣がまだだったので、ご挨拶と恒例の御籤を引きに大宮氷川神社へ。

雲ひとつない晴天、暖かく春の気配。
今日はこの空を見た時からエッセンスを作れたら、と思っていました。
Angelは 言葉が何も書かれていないvoid。

ちょうど豆まきが始まる直前に参拝を済ませ、福豆を求め福引でティッシュをいただきました。
ご神水を携えてーー藪椿の木を観察し、日本庭園から裏手へ。
夏至の頃にエッセンスを作ったあの場所へ向かいます。

石蕗の綿毛
藪椿はまだまだ、梅も咲き始めたばかり

向かう途中、静かに旋律が流れてきました。
松ぼっくりの散らばる広場に着くとボトルを置き、歌い続けました。

記録のために録音を始めた矢先、舞殿から”福は内”とマイクで叫ぶ声が風に乗って届きましたが、幸いすぐにその音は止みました。
この日は、たくさんの鳥がおもいおもいに鳴く声があたりに響き渡っていました。
そして5mほど先にはピンクの可愛らしい梅が咲いており、家族連れが写真を撮っていました。
この場所で作る以上はーー問題ではありませんでしたが、ふと気づくと冷たい風が吹き込んで雲が湧き太陽にかかりました。
終わりの合図と気づきボトルに蓋をしました。

何も食べていなくてお腹が空いたので、気に入りの食堂で炊き込みご飯をおかわりし満腹。
家路につきました。

短いメッセージを受け取りましたが、声の主が誰なのかまだわかりません。
このエッセンスで太陽の節目を過ごします。