淡々と暮らすこと

フィンランドの花屋さん
店主の気に入った花を少しずつ綺麗に並べた店。
つくられるブーケはヨーロピアンスタイルでもオランダやデンマークの人々のデザインと比べると幾分おおらかでスペースを感じるアレンジだった。
ブーケをくるりと紙包みにすると頭の部分をスマートに折り畳んで輪ゴムをかける。
孫を抱えたお婆さんに渡す包みはその輪ゴムに輪っかをかけて手にぶら下げられるようにした。

地元のお年寄りと向き合う美容師さんの話。
そしてお婆さんがやっている真夜中のバーガースタンドには灯りに寄ってくる虫たちのようにお腹を空かせ
た人々がぽつぽつとやってくる。

フィンランド、確か言語学的には日本語と親戚のはず。
人々の暮らしも氷の結晶のように雑多なものや無駄・・・不純物がないように見える。
淡々と暮らすということにとても惹かれるのは、それこそが私には難しいことだから。

もうしばらくは、雑然とした部屋と家族の存在にやきもきしながら、折り合いを付けて暮らしてゆこうと決心しても、舌の根も乾かぬうちに父と喧嘩。
喧嘩すると祖母もわからない頭で口を挟み終いには家をでていくと泣きだす始末。
引っ越しして以来、家出しないで済むようにと必要なものは揃えたつもりだったけれど、足りないのは物ではなくて、ひとりになれるスペースと時間だった。

年寄二人を追い出すよりは、私が家出して頭を冷やす方がましだろう。
だから家出せずにいられない。
いつかまた、見知らぬ土地に暮らしてみたい。
静かな北国でもいつかきっと。

そこに暮らしていないと見えない物語。
いい番組でした。他のバックナンバーも見たいです。
ヨーロッパ路地裏紀行〜ヘルシンキ ムセオ通り〜

きっと、うまくいく

2年ほど前に友達にすすめられた映画でした。
Huluの新着にあったのでテレビに飽きた土曜の夜に観てみることに。

インド映画お決まりのコース仕立てではあるものの、テーマは現代的でコミカルな中に風刺的な要素も山盛りもり込まれています。
経済的な発展と一部権力者の理不尽、そして若者の苦悩、という意味では60年代〜70年代の日本ともだぶるようにも見えます。

主人公は多数に迎合せず、簡単に諦めたりもしません。
そして二者択一で瀬戸際の状況の中で第三の道を見つけられる人でした。
“うまくいく”は もはやこれまで、と思ったそのときに発せられる言葉。
ただの祈りや楽観主義ではなくて、辛い境遇の中でも出来る事を精一杯したその結果に託す言葉、と言ったらいいでしょうか。

そんな彼にも間違いはあるということを学ぶ必要もあったわけだけれど、
印籠が無くても、今は個人が水戸黄門と同じくらい重要なのだということ。
ハッピーエンドで良かったです。

インド映画の中にはよく世界遺産?の風景が出てくるのだけれど、この映画の最後にもありえないような景色が展開します。
CGかしら、本当なのかしらと気になっています。
現実離れしたユートピア!
皮肉にもその風景がこの結末を現実世界の中で迎える事の難しさを物語っているようにも思えてしまうのです。

The book which was just published

ストア配本を試してみました。配本するためには利益が出なくてはいけないので有料本としました。
まず見つけてもらえることは無いとは言え、自分の本が流通にのって売られているのは不思議な気分です。

BCCKS版 やはり新刊本としてトップページに載せて貰えるのはたとえ一瞬でも素晴らしいですね。本さえ完成できれば配本申請に難しいことは一切ありません。大手書店に配本されるって本当にびっくりです。

Amazon Kindle版 詳細ページの右下、無料サンプルをクリックすると中身を立ち読みできます。bccksで指定した分量7Pの立ち読みが可能です。

Book☆Walker版 ページ右部に”試し読み”ボタンがありますが、残念ながら読めるのは目次まで。これは仕様みたいです。実用書でなく文芸の4号館に配本されました。

楽天kobo電子書籍版 無料プレビューで読めたのはiPhone版アプリで2ページ目の冒頭部分まで・・ 

i Tnunes Store ブック>伝記>自叙伝>著書名 に分類されてました。5/29販売予定。

Sony Reader Store BCCKS Distribution というカテゴリーがありました。試し読みはできません。

早速目次に誤字を見つけてしまいました。誤Artyur’s Mount > 正Arthur’s Mount
申し訳ございません。やはり読み合わせしないといけませんね。
そう言えば某雑誌の編集部で2人組で記事を読んだ覚えが・・・
短気は損気、、もう少し頑張って校正の仕方くらいまで覚えるんだったな。
それにレイアウト、パネルの余白や改頁指定などもっと研究しないといけませんね。

明日は、いずこの空の下 

上橋菜穂子 著 エッセイ集です。

昨日、今日と二日で読みました。
この方の語り口は親しい人に話しかけるようで、時々テレビで拝見するインタビューの様子そのままの文体です。
この本はご自身の旅行の想い出が呼び水となって浮かんで来た思いを言葉に写したエッセイ。

彼女のパーソナリティと私のそれは違うタイプだけれど、エッセイの中のエピソードにはいくつもそう、そう!とうなずけるものがありました。
オーストラリアで寒さにふるえたこと、田舎での漆黒の暗闇で感じたこと、、
そしてローズマリ・サトクリフの物語、無性に読んでみたくなりました。

エッセイ読み専門の私としましても、彼女の本を喫茶店に置きたいなと思います。

trying

6冊目の電子本をBCCKSで発行しました。

とりあえず作ってみる、ということでいろいろ試しながら作成しています。
今回は初の有料本として発行、そしてストア配本の申請をしてみました。
電子書籍の配本システムと印税の分配、本をめぐる一番シンプルな経済を体験するために。
果たしてどれだけのストア配本の審査に通るのか、何かNGな内容を孕んでいるのか、ドキドキしております。

申請手続きをしながら感じたことはーー

悲しいかな、やはり私アナログ世代。
紙本のレイアウトを優先したく、EPUB向けに特に手は加えていません。
データ本でもEPUB版よりbccks readerで読む時の紙の質感とめくる感じが好きで。

何度も違うタイプのアルバムに貼り替えた写真の山、日記や書き付け。
物理的に保存が難しくなってきたそれらのものと付随する記憶とを整理してよりシンプルな形に残すには、このスタイルが合っているような気がしたのです。
ひと昔前、ブログやHPでやりきれなかったことが今になって簡単にできるようになったと感じます。
だからBASEでのSHOPも然り、試してみているのです。

EPUB で配本するということは、ビジュアル本でなく文字本に限るならば雰囲気や情緒を含む内容というより情報に価値がなければ有料にし難いという印象を持ちました。
そして内容にも、情報としても価値がないのが私の本。
考えた末、豆本も作って販売してみることに。
おままごとのようではありますが、やってみないことには一歩も進まないので。
過去の記憶を形にしたら、そこから先が私の挑戦になると思っています。

trying ではなくto try です。

冒頭7ページ立ち読み可能です。
なかなか訪問しづらい地方を訪ねていますので覗いてみてください。