コアジサイ再び

毎月開催されている 浅野典子先生 による ファー・イースト・フラワーエッセンス 12の花ごよみの講座
この日のプルービングで受け取ったのはこんな短いメッセージでした。

この世界の始まりは
私の中に記憶されています

この記憶を呼び覚ます時
私たちは船に乗り 来た道を還るのです

その時の自分の状態によって、エッセンスから受け取るものは変わります。
短いメッセージにはアカシックレコード、そしてワンネスへの回帰ー銀河系宇宙種族の旅の道のりが記されています。
エッセンスは全ての情報を含んでいますが、自分に必要なものしかー受け取れるものしか知ることができないのだと先生とも話しました。

講座の中では日本の文化の中での紫陽花、文学的な視点から—たくさんお話を聞きました。
みなさんがシェアしてくださったプルービングで感じたことや浅野先生の独特の感性・・聞いていると自分には持つことのできない視点・感覚を疑似体験しているようです。

さて、紫陽花の祖はガクアジサイなのだそうです。
コアジサイは、額紫陽花の額を取ってしまったような姿です。
額ー装飾花を自ら脱ぎ捨てた、そんな感じもします。
装飾花が無いことで、その茎が良く見えてきます。
紫の美しいグラデーションを見せる茎?は花柄との境目が曖昧です。
今朝、なんだか気になって自分でも調べることにしました。

木(本)か草(本)かの違いは、この茎か幹か細胞が成長して蓄えられるかどうかと言うことらしいのです。
紫陽花は低木、木本になります。
そして虫媒花なのですが、コアジサイは装飾花ではなく甘い香りで虫を呼ぶそうです。
ガクアジサイ、手毬咲きのアジサイには香りはありません。
特殊な進化をしたようです。

アジサイは両性花の花びらの数(4~6)にも変化が見られ、オシベの本数も8~12本と一定ではありません。
装飾花の数も7、あるいは8。
変態しやすい種なのだそうです。
それゆえ、様々な形態を持つ花が生まれたと言われています。

主軸から側枝が2本出て、そのすぐあとに2本出るので5本に別れているように見えます。
1本の側枝から更に2本の側枝(花柄)が出てーその一方から2本の側枝が出る。
大元の側枝から7つの更なる分岐ー花の集まりを数えることができます。
これが基本の花序なんだそうです。
ガクアジサイの場合、最初の側枝1本につき2つの装飾花が付き、全体では8個の装飾花が囲みます。

古事記には天地開闢の時、天之御中主神が最初に現れ、続いて神産巣日神と高御産巣日神が現れたとあります。
造化三神
そして次に二柱の(独)神ー神宇摩志阿斯訶備比古遅神、天之常立神が現れます。
別天津神
ここまで五柱の神です。

その先の分岐は神代七代。
その内5代は二柱で男神と女神の一対で一代とします。
7代目が伊弉諾神と伊奘冉神。

七つの花の集まりに対して装飾花が二つ。
花全体では八つです。
人間の弥栄、繁栄ーともとれますが、それは単なる装飾花。
あるいはイザナギとイザナミの最初の子であり不具の子、ヒルコとアハシマかもしれません。

ただの数字からのインスピレーションで何の根拠もありませんが、ワンネスと言うキーワードとこの時期に降り注いでいるエナジーと言われる潜在的な世界からの繋がりの浮上ーから最初はファミリーツリーを思い描いたのですが、日本人にとってその大元とも言える神話、神々の系譜と私の中では結びついたのです。
去年撮ったコアジサイの花の写真をを目を凝らして見ると、最小の一つの花の集まりは9つのように見えるのですが、確かではありません。

コアジサイは水が満ちる季節に咲きます。
水の神から生まれた・・と言うメッセージを昨年は聞きとりました。
コアジサイの生育する標高では湿った山の冷気が漂っています。
深い緑の葉に潜在意識の暗さーかすかに湧き上がる不安のようなものを感じます。

青と白、そして茎の紫・・魅力的な花です。
その実は水星のマークの様でも、水瓶のようでもあります。
細かな種は上に空いた穴から出るそうなのですが、風で揺れた時にこぼれるのかなと想像します。
それは水瓶から水が注がれるようにも見えるのではないかと夢想は続きます。
前頭葉が刺激されているのかもしれませんね。
あるいは作った方の研究者気質を受け取っているのかもしれません。

もう少しだけ、味わってみようと思っています。