complehensive

コンプレヘンシヴ という言葉。
日本語にすると包括的な、広い、理解のあるーーという意味。

黒姫でのリトリートを終えて、今朝浮かんだ言葉です。
それはAndrewの授業の中で取り上げられた言葉でした。
聖書にも出てきます。
愛とはcomplehensiveであることだというような文脈で語られたのを覚えています。
そして今、愛という言葉の言霊を理解できた気がしました。
あ はその瞬間に”理解”したによって溢れた心のutterance(発話)であり、い は神(あるいは自身の良心)へ向かうーー宇宙に繋がる状態です。
LOVEの LOとは心から息を吐き出しながら執着をほどき、VE 優しく包み込む。
それが今朝の気づきでした。

新月の夜、シンギング・リン新月の音浴会に参加しました。
新月の願い事ー目標を掲げること、ゴールを決めることは私の苦手なこと。
私は自分の常に変化するmindを固定したくないのだと思います。
なのでやはり設定はせずにこのワークが終わって訪れる気づきによって必要なテーマがわかるはずだと淡く期待しました。

床に寝て音を浴びた後半尿意を感じ、もともと水分代謝が悪い私の普段では考えられない頻度でトイレを往復するという身体のレベルでのはっきりとした浄化、変化を感じました。
そしてヘッドヒーリングでは、頭の周りをいくつかの天体がぐるぐると公転しているように感じました。

その夜、脳は長いこと眠れませんでした。
頭の中で忙しく言葉が駆け巡っていました。
今日起きたことをプロセスするのだと。
思考、頭の浄化(症状が一時的に浮き上がる好転反応のようなもの)が起きているのだとわかりました。

そうそう、このワークの間、私はそうする必要があると思いMAPのコーニングを開いていました。
ここのところ必要があって、チームではなく超光体である癒しのDIVAとだけです。(ロッジに着いた午後にはハンモックで通常のMAPセッションも受けました)
なので朦朧とする状態でこのセッションで起きたことをDIVAに伝えてもらと、下記のような返答がありました。
“私たちがこの森で出会った訳をあなたは思い出すでしょう
この土地にはこの世界の継ぎ目があるのです
今夜起きたことは、あなたの過去生の清算でした”


目覚めたら空は晴れていました。
支度をして外に飛び出しました。
ロッジの階段の踊り場に蝉の片羽が落ちていました。
そして木々の上からちょうど太陽が顔を出したところ。
Unknown Soundを受け取り、朝露に濡れ光る草や花に見とれながら散歩しました。

午前中はサヌカイトを鳴らしましたが、私は急に高気圧がやってきたためかいつも低気圧になるときに起こるのと同じ不調を感じていました。
でも地元のおばあさんが打つ霧下そばをお昼にいただいた頃には頭痛は消えていました。

午後は野尻湖の湖畔へ続いている象の小径を案内していただきました。
ジリジリと日差しは強かった中、森の小径は涼しく腐葉土の積もった道はふかふかと気持ちが良いです。
落ちている栗や胡桃、地中から顔を出したきのこを見つけながら湖畔へたどり着きました。

エッセンスを作るつもりが道具を一切車に置いてきてしまったため、水に手を浸し、そして湖上を渡る風に吹かれるままUnknown Soundを受け取りました。
先客の連れていた犬があまりに反応して吠えるので短めに終えると、ひとつの気づきがやってきました。
理解できない言葉を受け取り続ける意味、それを伝え続ける意味はあるのか?
私にとって、そして他の人に向けて。

1%の制限ある脳で全てを理解できなくて良いではないか。
私の脳は理解できなくてもそれは少なくとも身体に響いている。
ハイアーセルフは、ホールネスとしての私は理解している。
これも何度となく自分に言い聞かせるように思っていたことでした。
すると私自身がUnknown Soundを続けている理由はーー魂に聞かせているのだとふと感じました。
“SOUL FOOD”
魂を養うもの。
ああ、そうだったのか。
それを知ると、スーッと穏やかな気持ちになりました。

このリトリートの間、たくさんのことが起きました。
そのひとつひとつを拾い上げるとキリがありません。
けれどもその全てをただ受け取る。
もろこしのように滋養のある食べ物を魂に与えるのだと感じたのでした。