上橋菜穂子 著 エッセイ集です。
昨日、今日と二日で読みました。
この方の語り口は親しい人に話しかけるようで、時々テレビで拝見するインタビューの様子そのままの文体です。
この本はご自身の旅行の想い出が呼び水となって浮かんで来た思いを言葉に写したエッセイ。
彼女のパーソナリティと私のそれは違うタイプだけれど、エッセイの中のエピソードにはいくつもそう、そう!とうなずけるものがありました。
オーストラリアで寒さにふるえたこと、田舎での漆黒の暗闇で感じたこと、、
そしてローズマリ・サトクリフの物語、無性に読んでみたくなりました。
エッセイ読み専門の私としましても、彼女の本を喫茶店に置きたいなと思います。