地上の響きも美しい

いつもより少し早く起きるとFindohornがライブ配信をしていました。
歌やダンスをシェアし、ファンドレイジングも兼ねていました。私も一緒に歌い、見終えると22年前の思い出と相まって胸がいっぱいになりました。
その時湧いてきた言葉は ”地上の響きも美しい” でした。

そして1年ぶりの池袋、東京ミネラルショーに出かけました。
出会った石は二つ。
ひとつは北海道産の白い瑪瑙めのう(アゲート)。自然に割れたあと、水に晒されていたのか断面の角は取れ表面はこなれています。磨かれてはいません。
ジオードのように真ん中に小さな窪みがあり、そこにはキラキラと小さな結晶が鬩ぎ合っています。

生きることのすべてをあなたは享受する

実はこのお店、去年も足を止めた店でした。
小玉スイカくらいある丸い石に棒が刺さったような存在感のあるあの石ーー(散々迷って買うのを諦めたのですが)を置いていた店です。今日は店主のおじさんも居て、色々教えてくれました。中にある小さな虫や貝がやがて分解されてイオンなります。そしてカルシウム的なものが引き寄せられて核となって石が成長して行きます。それが地層からまるのまま出てくる。貝なら殻が残っていることが多く、殻を持たない生物が核となった場合には何も残りません。アンモナイトの化石もそのような丸い石から出てくるのだと聞いたことがあります。成分的にはコンクリートと同じだそうです。

さて、もう一つ気になったのはショーケースのなかでスポットライトを浴びたように私の視線を引きつけたオレゴン産のサンストーンと言う石でした。
名前をチェックして一通り見てまわり、ありそうなお店で聞いてみましたが数は少なかったです。
結局最初に見つけた店に戻って、そこでタンザニア産の標本をもう一つ見つけました。
最初に目があったオレゴンのものと少し迷ったのですが、エッセンスになってくれると応えてくれたのはタンザニアの方でした。

この光の渦の中に未来があります

相変わらず青い石の引力を感じつつ、今回はオパールにも惹かれるものがありました。
次回は3月のさいたまアリーナ!を楽しみにしたいと思っています。
今年は石を掘りに、あるいは拾いに行きたいなと思っていたのですが叶いませんでした。来年は地上から、さらに掘り進んで行こうと思います。