Don’t worry,

ネイティブアメリカンの長老はそう言ってギャザリングを始めます。
必要なものはすべて揃っている。もたらされている。そう信じることが重要なのだそうです。
そうして人が集いサークルを作り、宇宙を創り出すのです。
今日のこの集まりも参加者が輪になって亭田歩さんのその言葉とチャンティング、そしてクリスタルボウルの演奏による音開きから始まりました。

高崎の郊外にある古民家カフェ七五三で開かれた亭田歩さんのお話会に参加してきました。
主催は吉田正子さん。
フラワーエッセンスを携えて月に1度新橋や名古屋などへ出張して、 “旅するエッセンスカフェ”を開いたり、今回のように人と人とを繋いでいます。

私の数少ない先住民族のリチュアルーー祈りの儀式に触れた経験は、先輩から聞いた竹富島でのお祭りの話、国立博物館でみた久高島で行われていたイザイホーの映像、国際先住民年に開かれた二風谷フォーラムでのチプサンケ、極東シベリアの民族の口伝の歌の詠唱、白州フェスティバルでのホーミィの人たちとの交流、フィンドホーン・ネイチャーサンクチュアリで行われた地中の穴から地上に生まれ出て自分の名前を見つける儀式、メイフェア、ウエサックのギャザリング、そして実際に旅をした人の書いた本からの知識でした。

映画「響き」のことを知った当時、正直羨ましいと思いました。
それらの土地を旅して映像に収めると言うのですから。
そしてほんの少し、エゴを感じました。
それは昔イベントの中で行われた儀式をチセの窓の外から人垣をかき分け覗き見ようとしている自分に感じたものでした。

三年経って、ほとんどの撮影を終えた今日の亭田さんの話を聞いて納得しました。
HPからは計り知れなかった理由ーー役目がそこにはあったのです。
彼は本当にそれらの土地へ旅をし、人と出会い、もたらされた貴重な経験と知恵を私たちに無償で分け与えてくれたのです。

3時間、シェアされたお話の中にはたくさんのエッセンスが込められていました。皆に必要な情報が渡されたのだと思います。
そしてサークルの皆さんはおおらかで良く笑い、大いに盛り上がりました。

今後も各地でギャザリングが開かれると思います。
興味を持った方はぜひ、会って直接お話を聞いてみてください。

昼過ぎに会場に着き、お話会の前には七五三の心づくしの御膳をいただくことができました。
ここのところ飢えていた私の身体には、久しぶりのご馳走。
摘み草や自家製のお野菜のお料理、初女さんより伝わるお結びーー鳥のさえずりを聴き、心地よい風を感じながらどれも美味しくいただきました。


御膳に飾られたお花はまるでフラワーエッセンス。
いただいてアチューンメント。


高崎から車で30分、榛名山まで約1時間、ドライブでぜひまた訪れてみたい場所です。ランチの予約は忘れずに。

帰り道には虹が^^

亭田さん、正子さん、そしてご一緒してくれた皆さん、ありがとうございました。