本をつくろうと思い立ったら、まずはこれらのことを明確にしてゆきましょう。
■あなたが作りたい本は、どんな本ですか?
・自分だけのための写真アルバムをつくりたい
・読者に読んでもらいたい、見てもらえる本をつくりシェアたい、あるいは販売したい
自分だけのための本は「非公開」に設定することで、サイト上で紹介されることはありません。
人物の顔写真などの許諾・肖像権など特に気にせずにつくることができます。
あくまで、自分ひとりのための本です。
読者に読んでもらいたい、Webサイトで共有したい、販売したい、
そのような本を作る場合には、著作権(他者の作品や記事から引用する場合)、肖像権(顔が判別できる写真、特定の建造物等の写真を掲載する場合)
について注意しなければなりません。
他者の権利を侵害しないものであることに注意し、掲載の許可をとっている必要があります。
■どのようなスタイルの本を作りますか?
・印刷・製本した本を作りたい
・豆本 縦10cmの小さな本を作りたい
・紙本の雰囲気そのままに読めるBCCKS形式のデータ本(電子本)を作りたい
・いわゆる電子本と呼ばれる他社のリーダーでも読める共通フォーマットEーPUB形式の電子本を作りたい
・Amazonなど、大手電子本販売サイトで有料販売(配本)したい
これらのことを確認するのは、判型(本のサイズ)、文字の大きさ、を決定するのに必要なことがらです。
電子本を作る際には、本というより巻物を作る概念が必要です。
タブレットで読む場合、PCで読む場合、スマートフォンのサイズでさえ各機種まちまちですので、表示される画面の大きさによって改ページされる場所は動いてしまいます。
ですので、レイアウトにこだわる従来の製本された本のこだわりを持ったまま電子本を作りたい場合はBCCKS形式で叶えることができます。
また、BCCKSデータ本&紙本で読む字の大きさと、E-PUBで読む字の大きさ、見え方は違います。
E-PUBでは文字を小さく指定しても、大きめの文字になります。
写真の大きさも、作成時に指定するものがそのまま反映されません。
(注意が必要なのは、写真にキャプションを入れる場合、見開きで画像指定する場合などです。)
豆本を作りたい場合は、文字を大きく設定しておくことで読める豆本を作ることができます。
■縦書き、横書き、段組みについて
BCCKSで提供されている参考書に詳しく画像付きで解説されています。
一度は目を通して読んでください。
設定は何度でも変更できますが、まずは版型と文字の大きさに注意して、初期の段階で必ず自分の望むスタイルのPreviewで見え方をよく確認し、修正しておきましょう。後の作業が楽になります。
判型については、下記を参考にしてください。サイズや詳細情報はこちらのページ 紙本の仕様で確認ください。
■文庫版
インスタグラムに投稿した写真や、スマホで「スクエア」サイズで撮った写真なら、
いわゆる普通サイズの写真を載せるよりも「大きく」載せることができます。
まずはこのサイズでフォト・エッセイなどおすすめです。
また、豆本にしたときにも大きめに作れます。
■新書版
幅が狭いのでスマートです。
縦書きの文章に適しています。
縦書き2段組にして上部に普通サイズの写真、下部に文章のレイアウトにもおすすめです。
■A5変型版
大きくてインパクトのある紙面です。
ページ数が少なくて「紙本」としての存在感が足りないと感じる方には大きい版がおすすめです。
ただし、小さい版ほど印刷価格は抑えられますので、この版でカラーで作る場合は割高に。
■10inchi版
横に広く、絵本の作成や海外プリントサイズの写真を原寸に近い感覚でアルバムにするのにお勧めです。
印刷コストはA5変型版と同じです。
次は です。